犬種ごとに違う!愛犬のためのドッグフードの選び方

犬と猫の栄養学 | ハッピーファミリー
出典: shutterstock

愛犬の健康を維持するためは、犬ごとの違い、すなわち「犬種」を正しく理解することが大切です。その上で、最適なドッグフードをしっかり選びましょう。

狩猟、使役、愛玩などさまざまな目的での交配の歴史を持つ犬たち。その種類である「犬種」は、生存目的や形態・用途によって分類され、その数は今や200近く(社団法人ジャパンケネルクラブ)あります。犬種を理解することで、どんなケアが必要で、どんな栄養素を持ったドッグフードが必要なのかがわかります。ワンちゃんの本来持つ特性を理解し、最適な食事選びをしてあげましょう。

見かけが似ていても「犬種」が違えばまったく「別の犬」です!

ぺちゃっとつぶれた鼻で愛嬌たっぷりの小型犬、バグとフレンチブルドッグ。小さいながらも筋肉質な体型、そして典型的な短頭種でマズル(鼻口部)がほとんどないという点では一見よく似ています。しかし、犬種が違うということは、必要なケアも違ってくるのです。

子どもでも皮膚にシワがあるパグは、シワの中やその周囲に湿気や汚れがたまりやすく、それが原因なのか皮膚トラブルも多く見られます。よって、こまめにしわの間をふくなど皮膚の清潔さ・健康を保つと同時に、皮膚のバリア機能を保つために食事面での栄養サポートが必要です。
また、筋肉質な体を保つためにタンパク質をしっかりとることなどが大切です。フードを丸のみすることが多いため、消化のよいものを選ぶこと、毎日の運動と摂取カロリーに配慮して体重を過剰に増やさないことも重要です。

一方、フレンチブルドッグもしわがあるため皮膚の管理は大切ですが、「おならをよくする」といわれるように、腸に入った食物が発酵しやすく、ガスを多く発生させてしまう傾向があります。空気が鼻やのどをスムーズに流れることができないこととも関連し、おならが多くなります。よって、消化しづらいデンプンを制限するなど、ガスを発生させない工夫が必要です。

このように、犬種によって、体格・体型といった身体的特徴が違うことはもちろん、その気質や活動量もさまざまです。そのため、犬種それぞれの健康を維持するためには、その犬種に合った栄養バランスに加え、毎日適量を食べてもらうために、形や大きさ、食感の工夫も重要になってくるのです。固めのドッグフードが良い犬種もいれば、固い食感がストレスとなる犬種もいます。
愛犬の健やかな成長のためにも、犬種に合った総合栄養食を与えることが飼い主に求められているのです。
では、いくつかの犬種に沿って、どんなケアや配慮で毎日の食事を選んだらよいのか考えてみましょう。

ダックスフンド | ユニークな体型ゆえの体重管理を

長い胴と短い脚がとても愛くるしいダックスフンドは、友好的で好奇心旺盛な気質を持ち、ファミリードッグとして長く愛されている犬種です。
脚が短いため衝撃の吸収が不十分で、関節や背骨などに負担がかかりやすいという特徴があります。また、太らせるとさらに関節にかかる負担が大きくなるため、体重管理も重要です。もともと狩猟犬だったため筋肉も多く、運動が必要な犬種なのですが、腰が悪くなると動けなくなる、そうなると太ってますます腰に負担がかかるという悪循環に陥ってしまいます。ごはんは、健康的な骨と関節の維持をサポートする栄養成分を含み、さらに体重管理に配慮されたドッグフードを選ぶと良いでしょう。

マルチーズ | 白く柔らかい被毛の維持を

マルチーズは、純白のまっすぐな毛並みと真っ黒な瞳が特徴的な小型犬です。かつてはねずみなどの害獣退治にも活躍した活発な犬種です。
伸び続ける美しい被毛の維持には多くの栄養が必要です。また、真っ白な毛色を保つために栄養バランスにも注意しましょう。そして気をつけたいのは口内で、歯垢や歯石がたまりやすいのです。歯の健康バランスが崩れると魅力である美しい毛並みも悪くなり、消化器や目などに悪影響が出ることもあります。
そこで、毛の健康を維持するための栄養素を含み、よく噛むことで歯垢・歯石の蓄積を防ぐことができる適度な硬さを持ったフードをあげるのが理想的です。マルチーズは食欲にムラがあるため、食欲を刺激する配慮もできるといいですね。

チワワ | 細く気まぐれな食欲に配慮

つぶらな瞳がかわいいチワワ。世界で最小の純血種であると考えられているその小さな身体と、“アップルヘッド”と呼ばれる球形に近い頭部が特徴的な犬種です。
室内での生活に向いていますが運動不足になることもあり、消化の働きが不活発になり、糞便の処理が課題になります。また、他の犬種と比較してもチワワは好き嫌いが多いと言われ、食欲にムラがあります。
そのために、口が小さいチワワが食べやすい大きさであること、栄養バランスがよく消化もいいこと、そして、食欲を刺激するフレーバーがあることなどに配慮した食事選びが大切です。顎の骨の厚みが薄いため、歯垢・歯石のケアにも気を付けてあげたいですね。

柴犬 | 均整のとれた身体と美しい毛並みのために

日本犬の代表格として海外でも人気の柴犬。日本犬の中で唯一の小型犬で、活発・勇敢で美しい毛並みが特徴の犬種です。
小型でよく均整がとれており、骨格がしっかりとして、筋肉がよく発達しています。本来美しい毛並みの品種ですが、多くの柴犬がかゆみ、フケなど皮膚の健康について悩んでいるといいます。また、日本犬は粗食でいいと思っている人も多いようですが、それは大きな誤解です。きちんと栄養を摂らないと、美しい毛並みが維持できません。しかし過度な栄養は病気になりかねないため、肥満にならないよう量に注意しつつ、EPA・DHAなど皮膚と被毛の健康にいい営養素を適度に含むフードをあげましょう。

犬種の違いをとことん突き詰めたペットフード

ロイヤルカナンでは犬種ごとの特性、年齢に合わせて必要な栄養バランスを備えたフードを提供しています。愛犬の本来持つ特徴を知る勉強にもなりますので、ぜひ一度チェックしてみてください。

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かけがえのない愛犬・愛猫と、より健康で幸せな暮らしをおくることができますように……!
姉は猫と暮らし、妹は犬と暮らし、母は様々な動物(犬、ウサギ、鶏、モルモット、亀、ジュウシマツ、金魚)と暮らした経験があり、父は戌年生まれ(?!)という動物好きファミリーが、それぞれの経験をもとに、日々悩み、考え、みなさまに役にたつ情報をお届けします。

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