知っておこう!愛犬が安心してお留守番するようになるしつけの方法

| 西村 裕広
出典: shutterstock

犬のしつけのなかでも、「お留守番」は最も重要なものの1つです。きちんとお留守番ができなければ、飼い主さんは外出している間中不安でたまりません。そして犬にとっても大きなストレスになり、問題行動を起せばご近所から苦情が来る可能性も大です。でも心配ご無用。犬は練習することで、きちんとお留守番を覚えます。まず犬を飼い始めたら、真っ先にお留守番を覚えさせてください。

ハウスを覚えるのが最初の一歩

分離不安の犬が増えている

ちょっと難しい言葉ですが、犬には「分離不安」という症状を持つ子が増えてきているようです。文字通り、飼い主さんがいないことで不安を覚えることで、ずっと鳴き続けたり、排泄してしまうなどの問題行動を起こしてしまうケースもあります。
近年は特に犬を室内飼いする方が多く、人と犬の距離が近くなったことから、分離不安を持つ子が増えたといわれています。
ですから、犬にお留守番を覚えさせるには「飼い主さんと離れてもへっちゃら」ということを覚えさせる、ということを頭に入れながら進めていきましょう。

ハウスが自分の居心地の良い場所と認識させる

犬が家でお留守番するとき、ハウスで過ごすのが理想的です。「狭い場所にずっと入れておくなんて可哀想」と思う方もいるかもしれませんが、むしろ逆です。

犬は1日15時間前後も睡眠する動物です。眠るだけなら広い場所は必要ありません。一方で犬は自分のテリトリーを強く意識する動物でもあります。家の中で「ハウスが自分の場所」と認識すると、その他の場所には執着しなくなります。ですからハウスに慣れると、より一層安心して眠れるようになります。

お留守番の最中は飼い主さんの帰りを待ちつつぐっすり眠れるし、何かの理由で寝付けない時でも、身体に悪いものを食べてしまったりイタズラする心配もありません。ですから、まずハウスを覚えさせると、お留守番を覚える早道になります。

ハウスは「自分から入ったらおやつをあげる」などの練習法で教えていきます。犬にとって「なんかハウスって楽しくて安心」と思わせるのがポイントです。

飼い主さんが見えない時間を少しずつ長くしていく

少しずつ姿を消して練習する

さて、いよいよお留守番の練習です。

第一段階として、短時間の「お留守番シュミレーション」からスタートしましょう。飼い主さんが玄関ドアの外、あるいは隣の部屋に行くなどして、犬の前から姿を消します。

クンクン鳴き出す子がほとんどだと思います。最初はすぐに戻ってあげましょう。これを繰り返して、犬に「飼い主さんは、いなくなっても戻ってくる」ということを認識させていきます。

そして、少しずつ姿を消す時間を長くしていってください。最初は鳴き出したら戻りましたが、この段階では、鳴き止むまで待つようにしていきましょう。鳴き止んだところで姿を見せて、思いきり誉めてやってください。このタイミングでおやつを与えるのもいいですね。

姿を消す時間を長くしながら、最終的にハウスのなかで居眠りするようになったら、ほぼしつけは成功したと考えていただいていいでしょう。

ハウスを清潔に快適に保つ

安心してお留守番できるよう、ハウスは常に清潔に保つのはもちろん、水やトイレの用意ももちろん欠かせません。ハウスを置く場所も気をつけてください。日中に日光が射す場所などは避けましょう。

留守にされる場合は、温度にも気を配ってください。特に犬の場合は「暑さ」が大敵です。常に室内の温度を一定に保つことができる配慮は欠かせません。

お留守番が終わったら、思いっきり遊んであげる

そしてお留守番が終わったらハウスから出して、うんと遊んであげることも重要です。いかにハウスを快適にしても、入れっぱなしはもちろんNG。留守中はハウスに、終わったら思いきり解放してあげるというメリハリは、犬のストレス軽減には欠かせません。

お留守番を覚えさせること、お留守番の我慢を解消してあげること、共になかなか大変ですが、そのハードルを乗り越えることで、飼い主さんにとっても犬にとっても大きなプラスになります。ぜひ実践してください。

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西村 裕広

アウトドア、歴史、福祉、と得意分野は多彩。幼少期から3頭の犬と暮らした経験があり、現在は猫と獣医師の妻と共に生活中。
猫・犬どちらについても博識。もともと「犬派」を自覚していたが、猫を飼い始めてからは、あっけなく「猫派」に変貌。「犬も猫も可愛いすぎ」と、しみじみと実感している。

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