犬とは全然違う!猫を飼うための覚えておきたい心得4か条とは?

| 西村 裕広
出典: shutterstock

猫を飼う前に猫特有の習性や特性を知っておくと、猫との生活がスムーズになります。

猫を飼うための心得4か条

「猫を飼ったことはないけど、これから飼ってみたい」、あるいは「もう新たな猫が我家にやってくることが決まっている」という方。長年、犬と猫と暮らした経験から、猫と一緒に生活する上で、これだけは頭に入れておいていただきたい、忘れないでいただきたい…と私が考えている4つのことについてご説明させていただきます。

どれも決して難しいことではありません。飼ってみれば、すんなりと理解していただけることがほとんどですが、ぜひ事前に知っておくべきことばかりです。

まったく違う動物、猫と犬を比較してみる

猫ならではの習性をご理解いただくには、同じくペットとしてお馴染みの犬と比較してみるといいかもしれません。

1.猫は基本しつけが効かない動物

犬は人間といっしょの生活に適応できるよう、トイレやお留守番といった様々なことをしつけて飼うのが基本です。

しかし、猫は基本的にしつけが効かない動物と考えておいてください。例えばトイレですが、場所さえ用意すれば自分でするようになります。爪研ぎを用意すれば、それでバリバリと爪を研ぎます。ところがトイレが汚いままだったりすると、平然と別の場所にしてしまったり、用意した爪研ぎではなく、自分で爪を研ぎたいと思ったところでバリバリ始めてしまう猫は珍しくありません。

犬は人間の生活スタイルに適応するようにしつける動物、猫は「猫様」の生活スタイルに応じて、こちらが準備を整えてあげる、ということが基本です。とはいえ、食べ物は例外です。食べたがるものを何でも与えてはいけません。

2.天井、物陰、狭い場所でも楽々行ける

活発な犬でも、基本的な行動範囲は「平面」です。しかし猫の行動範囲は「立体」です。天井ぐらいの高さでも、アプローチできる足がかりさえあればどんどん登っていきます。また、かなり狭い隙間にも入り込みます。

ですから、猫が危険な目に遭うことがないよう、家中隅々まで安全な環境にしてあげましょう。特に気を付ける必要があるのは窓やバルコニーです。ちょっとした隙間があれば抜け出してしまう恐れがあります。高層階に住んでいる場合は、転落してしまうことにもなりかねません。

中毒を起こす食べ物は飼う前に調べておく

3.決して口にさせてはいけないものがある

人間が食べても平気だけど、猫や犬が食べると中毒を起こしてしまうものがあります。猫のほうが、そういった中毒を起こすものの種類が多く、猫犬共に危険でも、猫のほうが少量を食べただけで中毒を起こす、というものもあります。

例えばブドウなどは猫にとって危険な食べ物のひとつですし、チョコレート、ネギ類など、様々な「厳禁食物」があります。猫を飼う前に必ず調べておいてください。
また食品以外でも、例えばアロマ製品などを食べてしまうと中毒を起こします。
猫が口にしていけないものの管理はしっかり行ってください。

4.寒さには要注意

犬は暑さに弱い動物なので、特に暑い季節は部屋の温度を一定に保つことが大切です。逆に猫は寒さに弱い動物です。真冬は部屋の温度を一定に保つか、もぐり込んで暖を取れる専用ベッドなどを必ず用意してあげてください。

夏場でも、猛暑になるような地域にお住まいの方は、犬と同じくエアコンで家の温度を一定にしておきましょう。

猫の魅力はやっぱり「自分本位」であること

猫を飼うために必要なことは、細かく上げるとまだまだあります。ここでは私が最低限気を配りたい、最も基本であると考えている4項目を紹介させていただきました。

さあ、これをお読みになった皆さんは、猫についてどんな印象を持ちましたか?「やっぱり人に忠実な犬のほうがいい」と思った方もいるかもしれません。

だけど、ここで紹介した猫ならではの「自分本位」こそ、猫の最大の魅力です。犬派を自覚していた方が、たまたま飼ったことで猫に大ハマりした……という話は、本当によく聞きます。(私もそうです!^^)

ぜひ、皆さんも猫と一緒に暮らしてみてください。

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西村 裕広

アウトドア、歴史、福祉、と得意分野は多彩。幼少期から3頭の犬と暮らした経験があり、現在は猫と獣医師の妻と共に生活中。
猫・犬どちらについても博識。もともと「犬派」を自覚していたが、猫を飼い始めてからは、あっけなく「猫派」に変貌。「犬も猫も可愛いすぎ」と、しみじみと実感している。

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