ペットの大敵!感染症を防ぐためのポイントは?

ケア | 西村 裕広
出典: https://www.shutterstock.com/

大切なペットが感染症にかからないよう予防するのも飼い主の責任です。ペットの感染症対策を動物病院の院長に伺いました。

ウイルスや細菌、寄生虫などの「病原体」が、体の中に侵入したり、皮膚や毛などに寄生し、増殖することで、様々な症状を引き起こすのが感染症です。
感染症には実にたくさんの種類があります。中には命の危機に関わるものもあり、ペットが感染するのはもちろん、ペットと飼い主さんの間で感染することも絶対に防ぎたいものです。
ペットの感染症対策についてのポイントを、「はらだ動物病院」の原田圭院長に解説していただきました。

ペットの感染症、どんなものがあるの?

感染症は、大きく3種類に分けられます。
〇ウイルスによる感染症=パルボウイルス、猫伝染性鼻気管炎など
〇細菌によるもの=レプトスピラなど
〇寄生虫によるもの=フィラリアなど
ここにあげたのはほんの一例で、感染症には実に多くの種類があります。

予防や治療の手段も主に3種類があります。
〇ワクチン
〇抗生物質
〇駆虫薬

できるだけ多くの種類の感染症を防ぐには、その種類に応じて多くの種類の予防接種を受ける、というのが1つの方法です。
しかし、そのぶん出費が大きくなりますし、動物病院に行く回数や注射の回数が増えることで、ペットにかかるストレスも大きくなってしまいます。

感染症には地域差もあります

そこでペットのストレスを減らすためにも、ペットの生活環境や飼い主さんのライフスタイルに合わせて優先順位を見極め、必要に応じて対策を講じていくことが大きなポイントとなります。
まず皆さんがペットと一緒に生活している地域では、どのような感染症のリスクがあるかを知ってください。
というのは、感染症は全国のどこにいても感染する危険性があるものと、地域によっては病原体が少なく感染する危険性が低い、というケースがあるからです。
例えば、はらだ動物病院がある札幌の周辺では、暖かい地域に比べてノミの感染例が非常に少ないです。

生活環境、飼い主さんのライフスタイルも考慮しましょう

調べていただくと、現在お住まいの地域でも感染リスクがある感染症は、たくさんあることがわかるはずです。
次はペットをどのような環境で飼うのか、そして飼い主さんがどのようなライフスタイルなのかということを考えていきましょう。
例えば犬の場合、屋外で飼う場合と室内で飼う場合では、同じ病原体でも感染する危険性が違ってきます。もちろん猫も同じで、自由に屋外に出入りさせている場合はリスクが変わってきます。

一方、飼い主さんがどのような生活をしているか、ペットとどのように接しているかということも重要です。

例えば犬を連れてあちこちに旅行をされることが多い場合は、生活している地域だけでなく訪問先でかかるかもしれない感染症への対策が必要です。
普段は室内飼いでも、アウトドアに連れ出す機会が多い場合も同様です。
頻繁に海外に行く、土や植物に触れる機会が多い仕事に従事されているという飼い主さんも、より幅広い対策を考えてください。

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西村 裕広

アウトドア、歴史、福祉、と得意分野は多彩。幼少期から3頭の犬と暮らした経験があり、現在は猫と獣医師の妻と共に生活中。
猫・犬どちらについても博識。もともと「犬派」を自覚していたが、猫を飼い始めてからは、あっけなく「猫派」に変貌。「犬も猫も可愛いすぎ」と、しみじみと実感している。

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