猫をスマホでより可愛らしく撮影するマル秘テクニック

| 西村 裕広
出典: shutterstock

誰でも気軽に撮影できるスマホでペットの最高にかわいい姿を画像に残したいものです。自由気ままな猫は、名前を呼んでも見向きすらしてくれないことも。猫をより愛らしくスマホで撮影する方法を、猫撮影の達人に伝授してもらいました。

誰でも気軽に撮影できる機能が付いているスマホがあれば、ペットの撮影も自由自在。飼い主さんにとっても最高の被写体のはずです。
せっかく撮影するなら、ペットの最高にかわいい姿を画像に残したいものです。しかしペットは撮影者が望むポーズで止ってくれないのが難点。特に自由気ままな猫の場合は、名前を呼んでも見向きすらしてくれないことすらあります。
そんな悩ましい猫を、より愛らしくスマホで撮影する方法を、猫撮影の「達人」に伝授していただきました。

猫撮影の「達人」は我が家のペットシッター

アドバイスをいただいた猫撮影の「達人」は、ペットシッターの鈴木かおりさんです。私が住む札幌で「ペットシッターはなはな」を主催されている、日本ペットシッター協会所属のシッターさんです。
鈴木さんは時折我が家の愛猫「こまり」のお世話をお願いしているシッターさんで、毎日朝と夜に訪問していただく際に、必ずこまりの写真をたくさん撮影して、都度メールで送ってくれます。
初めて鈴木さんにこまりをお世話してもらったとき、送ってくれた写真を見て驚きました。すっかりリラックスして、楽しげにしていることがよく伝わってきたからです。留守番でさぞ寂しがっているこまりを心配していましたが、これまで見たことがないような楽しげな表情を見せていました。私はすっかり安心すると同時に、若干のジェラシーさえ感じたほどです。
こまりは決して人嫌いではありません。しかし初対面の人とすぐに遊ぶようなことは決してない性格です。そんなこまりを、鈴木さんがどのよう上手に撮影したのかが大変気になりました。

大切なのは猫をリラックスさせ警戒心を解くこと

最初は警戒心をあらわにしていたらしいこまりですが、鈴木さんは朝と夜のごはんを用意しに来てくれる際、必ずオモチャで遊んでくれたそうです。「お腹が空いたときにごはんをくれて、そして寂しかったときに遊んでくれる人、として私を認識したのかもしれません」と説明する鈴木さん。いわば留守中に鈴木さんが訪問してくれるときは、こまりにとっての「ゴールデンタイム」だったはずです。短期間ですぐ鈴木さんに慣れていったことが、送ってくれる写真の表情から理解できました。
猫はまず警戒心を解かなければ、すぐに逃げたり、表情がキツくなってしまうのでいい写真は撮れません。猫は個体によって性格もそれぞれですから、安心させる方法も猫によって変わります。普段慣れている飼い主さんでも、スマホを向けると逃げ出してしまう子は珍しくありません。大切なのはまず警戒感を解くこと。これが猫撮影はじめの一歩です。

猫の「表情」、特に目の動きを重要視しましょう

猫の写真も、撮影者によってポイントが変わってきます。ポーズを重視する人、しぐさを重視する人など、それぞれかと思います。
鈴木さんが重視するのは「表情」です。猫の表情は一見読みとりにくいですが、楽しい気持ちや甘えている気持ちが、いきいきと表現されます。
特に感情は「眼」に出てきます。猫じゃらしなどを振ると、パッと身構えながらその動きを探る猫の眼は瞳孔が大きくなって真っ黒になり、なんとも無邪気で楽しそうな、シャッターチャンスに絶好の表情になります。猫のいきいきとした表情、楽しそうな表情を捉えるには、黒目の大きさを意識して撮影する。これが鈴木流撮影術のキモです。

黒目が大きくてかわいい表情を撮影するためのポイント

黒目が大きくてかわいい表情が撮影しやすいのは、暗くなることで瞳孔が開く夜です。鈴木さんは仕事の関係上、瞳孔が小さくなる明るい時間帯も撮影しますが、何時であろうと猫のカワイイ表情を捉える一貫した姿勢は揺るぎません。
「被写体を正面に、日光を背にするのが写真撮影の基本ですが、その状態だと猫の瞳孔は小さくなります。私の場合はあえて逆光気味のポジションに立ち、瞳孔がなるべく小さくならない位置から撮影します」。
あえて撮影のセオリーに逆らうほど、鈴木さんが黒目の大きさを重要視していることが、この説明でわかります。
もともと瞳孔が小さい種類の猫もいますが、やはり黒目の大きさが撮影する上ではポイントになることを鈴木さんは強調します。「そういった種類の子や、昼間の撮影のときなどは、猫じゃらしを空中にかざすようにしながら振ると、瞳孔が大きくなります。やっぱり少しでも黒目が大きい方が、猫は可愛く撮影できます」とのことです。

腹ばいになって下から撮るととてもかわいい写真になります

そして撮影する上ではアングルも大切です。好みのアングルは撮影する人によって異なりますが、鈴木さんが得意とするのは顔の接写です。「特に私が好きなのは、腹這いになって下から撮るアングルです。とても可愛く撮れますよ」と鈴木さん。猫を安心させていないと難しいアングルですが、ぜひ試してみてください。
スマホは画像や機能が日増しに向上しています。連写機能や先読み撮影を使うことで、より可愛らしい表情を撮影できるチャンスが広がるでしょう。

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西村 裕広

アウトドア、歴史、福祉、と得意分野は多彩。幼少期から3頭の犬と暮らした経験があり、現在は猫と獣医師の妻と共に生活中。
猫・犬どちらについても博識。もともと「犬派」を自覚していたが、猫を飼い始めてからは、あっけなく「猫派」に変貌。「犬も猫も可愛いすぎ」と、しみじみと実感している。

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