猫がごはんを食べなくなる原因はやっぱり病気?それとも…...

| 西村 裕広
出典: shutterstock

ある日突然飼っている猫がごはんを食べなくなると、飼い主さんは当然心配になるでしょう。「なにかの病気?」と思ってしまうかもしれませんが、まず冷静になることが肝心です。猫によって、まったく体調不良などがなくても食事をしなくなることがあるからです。猫の食事に対して日常的にチェックすべきことなども含めて、ごはんを食べなくなったときの対応についてご説明します。

ご飯を食べないのにはいくつかの原因が考えられます

猫がごはんを食べなくなるのはいくつかの原因があります。ひとつは病気や体調不良などによってです。あらゆる病気が食欲不振の原因になり得るし、ひょっとすると飼い主さんが留守にしているあいだ、何か体によくないものを食べてしまっているかもしれません。
ただ猫の場合、ごはんを食べなくなる原因は病気だけではありません。体調はバリバリ絶好調にもかかわらず、猫なりのなんらかの理由で食べなくなってしまうことがあります。私は「食べムラ」と呼んでおり、我家の飼い猫も非常に食べムラが大きいです。
食欲不振の原因が病気か食べムラかによって、もちろん対応は変わります。病気の場合は、ただちに動物病院に連れて行って処置しなければなりません。食べムラにはさまざまなパターンがありますが、飼い主さんの工夫によって改善できるケースもありますし、そのままにしておいても健康を害することはない、というケースもあります。

いつもと様子が変わらないのに食べない時は判断が難しいもの

難しいのは、猫がごはんを食べなくなった原因が病気と食べムラのどちらにあるのか、を判断することです。
ぐったりしている、あきらかに普段と様子が違うなどの場合は病気と判断していいでしょう。しかし、いつもとまったく変わらない様子なのにごはんは食べないとなると、病気か食べムラかの判断がつきにくいです。
24時間、ひと口もごはんを口にしない場合は、一度病院に連れていったほうがいいかもしれません。ただ24時間という時間はあくまでも目安で、猫によって変わってきます。我家の猫の場合、時期によっては決まった時間に与えるごはんを、たちまちたいらげます。でもまったく食べなくなる時期や、少しずつ食べる時期などが不規則にやってきます。これは食べムラが大きい部類に入ると思いますが、極端に食べなくなる時期でも、24時間ごはんにひと口も口を付けないことはありません。
食べムラのある猫を飼っている場合はよく食べる時期、反対に食べない時期の食べ方のパターンをじっくりと見ておくことが大切です。食べない時期でも、ある程度時間をかけて食べてさえいれば心配要りません。

日頃から食べ方を観察しておきましょう

暑い時期などに食欲不振になると、やはり心配です。食べムラではなく体調不良の部類に入っていることが考えられます。その際は、与えるごはんにひと工夫してあげるといいでしょう。同サイトの記事「猫がキャットフードを食べないとき その理由と飼い主にできること」を参考にしてみてください。
食べムラは猫によって様々です。猫によっては、ごはんが気に入らないと餓死するまで食べないこともあるそうです。
そこまで放置するのは完全に飼い主の手落ちですが、逆にごはんを食べないと心配するあまり、過剰に食べ物を与えないよう気を付けてください。しっかり様子を見て、あまりに長時間食べないときになんらかの対応をする、というのが基本です。

便の様子も日頃から注意しておきましょう

一方で、日常的な食事の仕方や便の状態の観察も、ぜひ心掛けてください。
例えば水を飲む量が増えていませんか?その場合は腎臓の疾患の疑いがあります。
あるいは、便が硬くなっていませんか?その場合は水分の摂取が少ないと考えてください。ウエットフードなどを与えて水分を多く摂取できる工夫が必要です。
そして猫は便秘になると、食欲が落ちることもしばしばです。体調不良による食欲不振の部類に入ります。

飼い主さんの生活パターンによって、食事を与える時間は異なってくるかと思います。しかし決まった時間に食事を与えることは習慣にされたほうがいいでしょう。猫の食欲がわかりやすいし、不規則な与え方をしていると一日の食事の総量がわからなくなってしまうかもしれません。定時に与えるように、ぜひ改善してください。

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西村 裕広

アウトドア、歴史、福祉、と得意分野は多彩。幼少期から3頭の犬と暮らした経験があり、現在は猫と獣医師の妻と共に生活中。
猫・犬どちらについても博識。もともと「犬派」を自覚していたが、猫を飼い始めてからは、あっけなく「猫派」に変貌。「犬も猫も可愛いすぎ」と、しみじみと実感している。

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