きれい好きな猫だけど やっぱり大切なニオイ対策

| 西村 裕広
出典: shutterstock

猫は悪臭を放つイメージがあまりない動物ですが、うっかり間違えると臭いに悩まされることになってしまいます。実際に悩まされている方もいらっしゃるはずです。猫が作る悪臭の元はどのようにもので、どうやって対処すればいいのでしょう。

猫の臭いの元は体臭ではなく排泄物

犬は体臭を放ちやすい動物ですが、体臭を漂わせている猫は少ないのではないでしょうか。猫はとってもきれい好きな動物です。日頃からマメにグルーミングしているので、シャンプーする必要も基本的にはありません。

だからといって油断してはいけません。確かに犬に比べると体臭は少ないですが、別の強烈な香りを放っています。排泄物です。猫の排泄物は、犬のそれに比べると、かなり強烈です。気を付けなければいけません。

対策はそれほど難しくありません。トイレの設置場所や形状などに注意して、ひと工夫するだけで、かなり有効な対策となります。

トイレ対策で猫のニオイはかなり解消されます

まずはトイレの設置場所です。人が生活するメインスペースや食事をする場所からできるだけ離れた場所にトイレを置くのが、もっとも基本的な対策です。

でも、小さなワンルームなどで生活されている人にとっては難しい課題かもしれません。その際はトイレの形状がカナメです。猫のトイレにはいろいろなタイプがありますが、砂やシートを乗せる底板を含めて、全体がプラスチックなどで覆われているタイプのものだと、臭いをかなり防いでくれます。

このタイプのトイレは大きさにいくつかのタイプがあります。子猫を飼う時でも、成長を予測した上で最初から大きなタイプを準備して、砂を少なめに敷く、段差がある出入り口まで登りやすいよう小さな台を置くなどの工夫をすれば、使うことができます。

猫砂に関しては、市販されているほとんどのものに消臭効果があるので、問題ないはずです。ただ長い時間使用していると、どうしても不衛生になってきます。そうなると、猫によってはトイレの外で排泄してしまうケースもあります。

最低でも月に一度ぐらいは全ての砂を入れ替えてあげると、猫にとってはもちろん心地よく使えるようになり、今回のテーマである臭い対策の上でも有効です。

猫が気持ちよくトイレを使える状態にしておくことは、臭いだけでなく猫の健康全般にとっても欠かせません。

去勢していないオス猫はスプレー行動の可能性

トイレ対策をすることで、概ね猫の臭いを防ぐことができますが、別のやっかいなケースがあります。去勢していないオス猫は、スプレー行動という臭い付けの行動を行う可能性が高くなります。家中のあちこちに、臭いの強い尿によってマーキングするのがスプレー行動です。

そしてスプレー行動をしなくても、尿に近いかなり強烈な体臭を帯びてしまうケースもあります。これも去勢していないオス猫特有のケースです。

余談になりますが、「飼うならどっち?オス猫とメス猫の違いについて考える」でも触れているように、去勢や避妊手術は「猫が可哀想」という理由で、抵抗感を持つ飼い主さんもたくさんいます。

私個人も、できればしたくはありませんが、手術をしないことによって、ここで紹介したような悪臭のもとになってしまう可能性があるほか、メスの場合は発情期を迎えると、一晩中鳴き続けるなどの問題行動を起こしかねません。ですから去勢や避妊手術はやっておくべきでしょう。

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西村 裕広

アウトドア、歴史、福祉、と得意分野は多彩。幼少期から3頭の犬と暮らした経験があり、現在は猫と獣医師の妻と共に生活中。
猫・犬どちらについても博識。もともと「犬派」を自覚していたが、猫を飼い始めてからは、あっけなく「猫派」に変貌。「犬も猫も可愛いすぎ」と、しみじみと実感している。

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