猫を飼ったらもれなく付いてくる? 抜け毛にどうやって対応するか

| 西村 裕広
出典: shutterstock

猫を飼うと、セットでもれなく付いてくるのが「抜け毛」です。これだけはどうにも避けようがありませんが、放置すると室内は毛だらけになるし、種類によっては猫にも悪影響があります。今回は猫の抜け毛についての豆知識と対応策をご紹介します。

長毛・短毛関係なく、絶えることない抜け毛

猫の抜け毛は人のアレルギーの原因になると考えられてきましたが、その因果関係は、はっきりと立証されてはいないようです。とはいえ猫は室内で飼う動物ということもあり、絶えず出てくる抜け毛はとても放置できるものではありません。

猫は常に毛が生え代わる動物です。毛は毛穴の奥にある毛母細胞で作られるのですが、作られて伸びていく「成長期」、一定の長さで成長が止まり、そのままの状態になる「休止期」を経て、最後は抜けていく「退行期」を迎えるというサイクルが繰り返されます。


外と家を出入り自由にして飼っている猫、つまり外で過ごす時間が長い猫の場合は、季節によって抜け毛が多くなります。春や秋など季節の変わり目に、特に多くなります。

室内だけで飼っている場合、特にオールシーズン温度を一定にしている環境の家で飼っているような猫は、あまり季節の影響を受けないケースもありますが、いずれにしても猫には常に毛の生え代わりがあります。
では抜け毛にはどのように対応していけばいいでしょうか。

シャンプーよりもブラシorコーム 濡れタオルが有効

猫の種類のなかでも、長毛種はマメな手入れが欠かせません。怠ると毛玉ができやすく、そうなると素人による手入れは非常に困難です。

シャンプーさせると比較的楽に手入れができますが、綺麗好きな動物の猫はグルーミングでいつも自分の手入れをしています。シャンプーを嫌がる子も多いです。やはり飼い主さんが行うケアとしてはブラッシングやコーミングがベストでしょう。

これらのケアを行う際は、皮膚を傷つけないよう、決して力を入れずに優しく毛を解かしてあげてください。

「ブラッシングやコーミングだと猫を傷つけてしまいそう」という方は、しっかりと絞った濡れタオルで拭いてあげるのもひとつの方法です。冷たい水ではなく、ぬるま湯で濡らしたタオルのほうが、猫が驚かないでしょう。

毛玉をできにくくするサプリやフードも

もちろん長毛種に限らず、ここまで紹介した方法で飼い猫を手入れしてあげるのがベストです。猫は表面が滑らかで太い毛で覆われ、その下に細くてフワっとした「アンダーコート」という毛が生えています。

毛玉になりやすいのが、このアンダーコートです。毛の生え代わりが始まると猫はグルーミングで自ら抜け毛のお手入れをしますが、その際毛玉を飲みこんで嘔吐してしまうこともあります。それを避けるためにも、やっぱり日頃から毛のお手入れをしてあげたほうがいいでしょう。

ブラッシングやコーミングを嫌がる猫もいます。そういう場合は家族や知人と協力して、どちらかが毛の手入れをしている最中、もうひとりが猫じゃらしなどを鼻先に持っていき、猫がそちらに気を取られている間にやってしまう、という方法も有効です。
毛玉ができにくくなるためのサブリメントやフードも販売されています。そういったものを試してみるのもいいでしょう。

抜け毛の掃除ですが、掃除機だとなかなか吸い取れない場所の抜け毛、例えばカーペットや衣服などに付着した場合は、粘着テープが付いたローラーにゴミを付着させて掃除できる通称「コロコロ」、あれを使用するのがベストです。特に衣類に付いた抜け毛には、抜群の威力を発揮しますよ。

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西村 裕広

アウトドア、歴史、福祉、と得意分野は多彩。幼少期から3頭の犬と暮らした経験があり、現在は猫と獣医師の妻と共に生活中。
猫・犬どちらについても博識。もともと「犬派」を自覚していたが、猫を飼い始めてからは、あっけなく「猫派」に変貌。「犬も猫も可愛いすぎ」と、しみじみと実感している。

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